三条市の(仮称)第一中学校区小中一体校校舎棟及び体育館棟の安全祈願祭が25日、三条市南四日町1地内の三条高校跡の建設予定地で行われ、平成25年12月の無事竣工を祈願した。
安全祈願祭は午前11時から建設予定地の一部を除雪して建てたテントの中で行い、主催の請負業者、市、地元選出県議、市議、市教育委員会、第一中学校区の4小中学校の校長、PTA会長、自治会長など地元関係者など100人余りが参列。三条八幡宮の藤崎重康宮司が神事を行った。
国定市長はあいさつで、小中一貫教育の推進にふれたあと、耐震化の調査で第一中の校舎、四日町小と条南小の校舎や体育館は老朽化が著しく、耐震補強が困難で早期の全面改築が相応との結論に至ったが、いずれも敷地が狭く、現地改築の余裕がないことなどから移転改築を選択し、学校区内の三条高校跡地を最適地としたことを話した。
設計業務に約2年間を費し、多方面から貴重な意見をもらって推考を重ね、文字通り三条市が推進する小中一貫教育を具現化する一体型校舎となるのは喜びにたえないと述べ、地域に感謝した。
安全で安心な学校施設、そして地域の財産としてより地域に密着した施設と位置付け、児童生徒が連携交流し、学校と地域が協働することができる質の高い整備を行い、東日本大震災を教訓として地域防災拠点の役割も担っていきたいと話した。
施工者を代表して小柳建設(株)の小柳直太郎社長が謝辞を述べ、すべての工事の全企業が一体となり、平成25年12月25日の竣工に向け、技術力を結集、安全管理を徹底そ、無事故無災害で完成させる決意とした。
設計・監理は石本建築事務所、施工は校舎棟建築本体工事が小柳・桑原・フタバ特定共同企業体、体育館棟建築本体工事が水倉・外山・米山特定共同企業体はじめ計8つの企業体。
校舎棟は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造り地上4階建で、敷地面積は35,717平方メートル、建築面積は6,750平方メートル、延べ床面積は19,581平方メートル。体育館棟は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造で、屋内プールも含む地上3階建。建築面積は4,089平方メートル、延べ床面積8,785平方メートル。