鈴木力燕市長は、27日行った定例記者会見で先に泉田裕彦知事が3選を目指して出馬を表明したことについて、「マニフェストをどのように打ち出されてくるのかというのを注視したい」とする一方、県職員として見た泉田知事を「結果的に言ったことは大体、やり遂げているという印象」と評価した。
泉田知事の出馬表明は「想定の範囲」で、「引き続き県政のために頑張ってほしいが、3選に向けてつくるであろうマニフェストの中身をみたうえで発言することもあるだろう」とした。
燕市長の立場から救命救急センターの早期実現、県立武道館の誘致、大河津分水の抜本的な改修など県にしっかりリーダーシップを発揮して取り組んでもらいたい事業はあるが、「マニフェストをどのように打ち出されてくるのかというのを注視していきたい」。
鈴木市長は知事政策局政策監で退職。泉田知事の2期の評価については、「わたしもそのなかにいた人間ですので、なかなか微妙な立場」だが、中越地震、中越沖地震の対応を中心に「いろんな面でリーダーシップを発揮した知事」で、「直属のポストで一緒にいろいろ政策を考えてきた立場」では、震災復興の側面もあるが、「例えば観光とか相当、泉田さんになってから変わったんじゃないかと思いますよ」と評価した。
また、いろんなプロセスはあっても結果的に言った通りになっており、「あの人のスタイルなのかもしれない。それについてご意見があるんだろうと思いますし、実際、わたしもいろんな感情がまったくなかったわけじゃありませんけれど、気付いてみるとしっかりやってるなと思う」と話した。