NPO法人三条おやこ劇場(兼古和枝理事長)と音楽イベントなどを企画するグループ「わくわくパレット」は、3月17日午後6時半から三条東公民館で「春の宵〜ブルースハープとピアノの出逢い」を開き、マジックと音楽のパフォーマンスで全国で活躍する大友剛さんのピアノと長岡市寺泊出身でソロアルバムを発売している倉井夏樹さんのブルースハープの共演を楽しんでもらう。
大友さんはこれまでも何度か三条市や燕市を訪れており、昨年11月にも三条市下田公民館で開かれた「親子で楽しむJAZZコンサート」に「MGQ」ことモダン・ギャグ・カルテットのメンバーの一員として参加している。
倉井さんが演奏するブルースハープは、その名の通りブルースなどで使われるハーモニカ。学生時代から倉井さんは全国にその名を知られるブルースハープ奏者で、2009年にアルバム「シャムロックの丘」、11年には「オレンジのカーテン」をリリース。最近は姉の倉井千秋さんも県央地域を中心にシンガーとして音楽活動に精力的だ。
今回のコンサートは、主催者のメンバーが路地裏実験劇場「音太小屋」=大阪府大阪市=で大阪出身の絵本作家、長谷川義史さんが主催、大友さんも出演したコンサートに倉井さんが飛び入りで共演したのを見たのがきっかけで、燕三条でもと出演を依頼して実現することになったもので、ふたりの本格的な共演は初めて。
演奏曲は『この素晴らしき世界』、『ワルツ』、『I love you』などを予定しているが、ぶっつっけ本番のセッション的な演奏となりそう。大友さんは子どもの前で演奏するイメージが強いが、今回はおとなの音楽ファンを楽しませてもらう。
参加費は1ドリンク付きで前売り2,500円、当日は3,000円。チケットの問い合わせは「わくわくパレット」の兼古さん(電話:090-4752-2502)か霜鳥さん(電話:090-3144-9513)へ。2人のプロフィルは次の通り。
自由の森学園で、藤村紀夫氏の影響を受け、独学でマジックを習得。高校で合唱、バンド、アカペラなどの音楽に魅了され、卒業後、米国ネバダ州立大学で音楽と教育を中心に学ぶ。
帰国後、不登校や引きこもりの若者と音楽を通してふれあう。バンド活動を経て2005年冬よりフリーで活動開始し、マジックと演奏のパフォーマンスをしながら、子育て支援、母親支援にも力を入れている。現在、中川ひろたか、ケロポンズ、おおたか静流、長谷川義史と活動中。
2011年 月刊CD & 楽譜集「ピアノのひろば」
2011年 「笑える!遊べる!0歳からのマジカルあそびうた」
5歳のころ父の父の影響でハーモニカを始める。10歳のころから日本を代表するハーモニカ奏者松田幸一さんの影響を受けプロを志し、新潟市在住のギタリスト本沢明義さんとともに新潟県内中心に8年間、演奏活動を行う。高校卒業後、アイルランド、イングランドを旅し、アイリッシュミュージックにふれる。現在、横浜でひとり暮らしをしながらセッションやライブに参加し、2009年に初めてのソロアルバムを発売。
2009年 アルバム「シャムロックの丘
」
2011年 アルバム「オレンジのカーテン」