燕市教育委員会と青少年育成燕地区市民会議(笹川常夫会長)は、3月11日午後1時半から燕市中央公民館で青少年と家族の抱える問題・悩み解決支援講演会「ニート・ひきこもり・少年非行〜家庭環境の実態とは!〜」を開くので、ニートやひきこもり、少年非行など生きづらさに悩み、立ち止まっている若者やその家族への支援について聴く。
三条地域若者サポートステーション(蛯原勝統括コーディネーター)相談員、続いて法務省関東医療少年院法務教官の大島靖浩さんを講師に2つの講演を聴く。いずれも1時間の講演後に質疑応答もあり、午後4時半まで。
三条地域若者サポートステーション相談員の講演テーマは「〜家族で抱え込まないで〜三条サポステってこんなところ」。県内には新潟市と村上市とあわせて3カ所のサポステがあり、だれでもどのサポステでも利用できる。三条サポステは三条市勤労青少年ホーム「ソレイユ三条」内に設置されており、毎週火曜は燕市勤労青少年ホームで燕市出張無料相談も行っている。講演ではそうしたさまざまなサービスを紹介する。
続いて午後3時から法務省関東医療少年院法務教官の大島靖浩さんが「少年非行とその解決策について?親が変われば子も変わる」をテーマに講演する。大島さんは1962年に燕市(旧分水町)で生まれ、地蔵堂郷中学校出身。85年に法務省多摩少年院法務教官に就き、法務教官として多摩少年院に勤務後、外務省へ出向して在ヘ?ルリン日本国総領事館て?3年間勤務した。
帰国後、多摩少年院、駿府学園、横須賀刑務所の教育専門官を経て、2010年から関東医療少年院に勤務する一方、東京矯正科学研究会、日本矯正教育学会て?指導案を発表するなと?活躍している。
今は窃盗防止教育、薬物依存離脱指導、被害者の視点を取り入れた教育、就労支援指導を実施。また、昨年10月に分水中学校て?行われた「自分の考え方のクセに気つ?こう。認知行動療法の基礎から」など多くの講義、講演を行っている。剣道教士7段の剣豪でもある。
青少年育成燕地区市民会議は2008年に発足。以来、毎年、青少年育成に関する講演会を開いている。悩みを抱える若者やその家族はもちろん、近所のそうした若者に声がけするきっかにもなればと、広く参加を呼びかけている。だれでも無料で参加できる。申し込みは必要なく、参加したい人は直接、会場へ出向く。都合でどちらか一方の講演の聴講でもかまわない。問い合わせは燕市中央公民館(電話:0256-63-7001)へ。