三条市スポーツ少年団加盟の野球チーム「スーパーキッズ裏館」(野島正幸団長・団員25人)の父母会は26日、三条市・越前屋ホテルで平成23年度・第13期生卒団式を行い、小学6年生の団員5人の卒団を祝った。
同チームは、第三中学校区の裏館小学校と上林小学校の児童を中心に構成する軟式野球少年団。毎年、小学校の卒業式より一足早く卒団式を行い、団長はじめ監督など指導者、保護者、後輩団員で6年生団員の門出を祝い、送り出している。
ことしも5人の卒団生はじめ66人が出席。チームのユニホームを着た卒団生は、1人ずつポジションと名前のアナウンスを受け、拍手に迎えられて会場に入場した。
野島団長はあいさつで「感激して俺、今泣きそうなんだ」と話しながら、卒団生一人ひとりの名前を呼び、「君の元気な声がみんなを元気づけてきた。よく頑張った」、「めげない、タフなところが立派」、「寡黙に黙々と練習するところ、5年生以下の子どもたちはみんな見ていた」、「センスがある、これからも頑張ってください。ちょっと生意気なところ直して」、あんなに「一生懸命頑張ってくる子だと思わなかった、団長も見習うべきところたくさんありました」と「ありがとう」などの言葉を添えた。
栗山芳和監督が卒団生の名前ひとりずつの名前を呼び、登壇。野島団長は、涙をこらえるようにときどき声を震わせながら卒業証書を読み上げて一人ひとり手渡し、恒例のハイタッチを交わした。
ジュースなどで乾杯のあとは、ビンゴやスライドショー、寄せ書き贈呈、新キャプテン送辞や監督からの激励などを行い、卒団生からの父母への手紙では、それぞれの親を前に感謝の気持ちや今後の夢などをつづった手紙を読み上げた。卒団生は和やかな雰囲気のなか大勢に祝福され、、3月23日の小学校の卒業式より一足早く、野球を通じた小学校生活を卒業した。