燕三条地場産業振興センターは1日、新潟DNA『リ・デザインエキシビジョンIII』表彰式を行い、2月15日から28日まで行ったステンレスエコカップと包丁パッケージデザインのリ・デザイン作品の人気投票の結果を発表、入賞者を表彰した。
地域の強みとなる地域資源の掘り起しや総合的なデザイン力強化に向けて、地元の商品をあらためてグラフィックデザイナーがデザインし直したらと企画した。
対象にしたのは、燕市の「磨き屋シンジケート」が手掛けるエコカップ、加えて三条市の義平刃物の包丁3種類のパッケージ。この2つの既存製品を県内で活動するデザイナー27人がリ・デザインした。
応募のあったエコカップ27点と包丁パッケージ23点を燕三条地場産業振興センターとJR燕三条駅の「燕三条Wing」の2会場に展示、「思わず手に取って買いたくなる作品は?」と会場を訪れた人たちに問いかけて人気投票した。
10歳未満から80歳代まで2会場合わせて485人が投票し、1人が1製品につき3点を投票し、エコカップ1,175票、包丁パッケージ1,055票の投票があり、2月29日までにそれぞれの上位5点計10点と特別賞2点の計12点を決めた。
エコカップは1位(114票)のプロダクトデザイナー脇田和海さん(27)=燕市=、包丁パッケージは1位(111票)のデザイナーの山本拓志さん(30)=長岡市・(株)ネオス=をはじめそれぞれ5位以上と、商品化も検討される特別賞のデザイナー中山侑さん(28)=燕市・(株)長谷川留印刷所デザイン室ロロ=と白井剛暁さん=新潟市・DESIGNDESIGN=の2人。午後4時から同センターで表彰式を行った。
また、あわせて応募者への記念品プレゼントの公開抽選会も行い、主催者などが抽選し、エコカップ15人と包丁5人の計20人の当選者を決めた。入賞結果は、1日から6日まで投票を行った2会場で展示している。