燕市・分水おいらん道中PR隊の人気キャラクター「きららん」がついに三次元化!ーと言っても着ぐるみはおあずけで、ひとまず、きららんのぬいぐるみが完成した。
燕市分水地区観光協会(田中公一会長)が分水おいらん道中の宣伝材料にと50体作成したが、希望があれば1体4,000円で販売する。フェルト製で身長は20センチ余り。二次元キャラクターとして誕生したきららんを見事に三次元化した。
先に手作りのぬいぐみを作成して人気が高まっているのに気を良くして、ぬいぐみ製造会社に発注した。着物の生地は製造会社にちょうどいいものがなかったので、同協会が用意した。柄は2種類ある。体に針金を入れたので自立こそしないが、立てかけて立たせることができる。髪の飾りひもは、本物と同じ結び方にするというこだわりもある。
毎年、燕市・大河津分水で行われている分水おいらん道中が昨年、第70回の節目を迎えるのを記念してマスコットキャラクターの分水おいらん道中PR隊が誕生。おいらんの「きららん」と、かさ持ちの「かさもちーたー」、ほうかんの「ほうかんがるー」の3種類ある。
昨年は東日本大震災で中止になり、第70回はことしに持ち越しになった。「災い転じて…」で、きららんの公式グッズは昨年の手ぬぐいとシールに、ことしは缶バッジ、クリアファイルが新たに加わり、今回のきららんで第5弾と充実した。
ことしの開催日は4月15日で、すでに残り1カ月を切っている。東日本大震災の影響で東北地方からの集客が心配されているが、それを補うきららんの活躍が期待されている。