東日本大震災で三条市に避難した福島県南相馬市の佐竹紀さん(72)を代表に発足した三条気功の会などは、24、25の2日間、三条市総合福祉センターで埼玉県に避難している双葉町の指導員を講師に迎え「〜福島県ー三条市ー上海市健康法交流〜」郭林(かくりん)新気功講座を開いている。
郭林新気功は、中国でがん治療として開発された気功。同講座は、三条への感謝の気持ちも込めて福島と三条、中国・上海が気功を通じた交流ができればと開催しているもので、ことし中国の上海癌クラブ副秘書長、上海癌学校の副校長を務める盧慧妍(ろ・けいけん)さんを三条市に招き、「郭林新気功」(抗癌功法)の講習会を行うための導入講座として、2月から2日間ずつ開いており、その2回目。この日は三条市民5人が受講した。
講師は、郭林新気功慧心会指導員、双葉町気功教室指導員で双葉町職員の朝田信幸さん(43)。佐竹さんの門下生で、福島では自身の教室も開講していた。
さらに、朝田さんと同じく郭林新気功慧心会の会員で埼玉県内に避難している双葉町の石川とみいさん、南相馬市原町区の谷地田翔平さん、群馬県内に避難している富岡町の神谷佳子さんも来条し、指導をサポートした。
1日目は、座学や実践など午後1時から5時まで行った。歩きながら行う功法では、朝田さんは「にこやかにすることが大切です」と、笑顔で行うと体もやわらぎ、眉間にしわをよせては固くなるとポイントを話しながら動きも指導していた。
同講座の受講は、2日間で5,000円だが、見学は無料。興味のある人は気軽にのぞいてほしいと呼びかけている。3月25日は午前9時から正午まで。同講座の詳しい内容や申し込みは、三条気功の会(佐竹さん)(電話:090-3643-1940、電子メール:yo-jo-juku@kind.ocn.ne.jp)へ。また、次回は5月26日、27日に開催する。