民間検査・研究機関の社団法人県央研究所(高野貞子理事長)は、学校の春休みにあわせて27日から30日までの4日間、燕市小高地内の研究施設で顕微鏡無料開放デーを行っており、初日27日は親子が参加した。
同研究所が実際に検査用に使っている顕微鏡でミクロの世界を観察してもらおうと、この年末年始に行って以来2回目。参加費は無料で、4日間とも午後2時から5時まで開放している。
初日に参加したのは、三条市に住む小林ゆかりさんと長男の裏館小5年定嵩君、長女の同1年英華ちゃんの親子3人。三条市の広報紙に案内があったのを読んで参加した。
「お兄ちゃんの方がダニとか胞子とかに興味をもっていて」と小林さん。「ちょうど顕微鏡を買ってほしいと言われたところで、いい機会だと思って」参加した。
進んで参加した定嵩君は目を輝かせて顕微鏡をのぞき込み、ミクロの世界に興味津々。同研究所が用意した酵母やコウジカビ、持参したミカンのカビや掃除機にたまったごみ、その場の思いつきでキッチンペーパーやティッシュペーパーも観察。「こんなんなってんだ!」と声を上げ、お母さんも水を含んだ紙のようすに「水が入ってるのちゃんと見えるのね」と一緒に驚いていた。
残りの顕微鏡開放デーもまだ参加者に余裕がある。問い合わせや申し込みは同研究所(電話:0256-46-8311)企画室へ。研究施設の住所は燕市小高6014。