燕市が平成21年3月に策定した燕市幼児保育・幼児教育基本計画で来年度から市立三方崎保育園=関崎=に統合される市立長所保育園=長所=は28日、閉園式を行い、前身から含めて57年間の歴史を幕引きした。
同保育園は、昭和30年(1955)に専徳寺=長所=の本堂で稲刈り時期だけの季節保育園として開園。その後、田植え時期も保育を開始、専徳寺の境内に建物を建設。昭和50年(1975)7月に今の場所に園舎が完成した。
同保育園に限らず園児数の減少に加えて建物の老朽化もあって今年度で閉園し、三方崎保育園に統合されることになったもの。園児が戸惑わないよう、統合を前に長所保育園園児は定期的に三方崎保育園を訪問し、施設の環境整備も行ってきた。
閉園式は市議や地元自治会長、在園児21人も出席。藤沢健一教育長が鈴木力市長のあいさつを代読、「子どもたちが長所保育園で楽しかった思い出を胸に新しい保育環境に一日も早く慣れ、たくさんの友だちをつくり、元気に成長」することを願った。