燕市は2日、午前9時からの課長級以上を対象にした辞令交付式に続いて新規採用職員の入庁式を行い、採用した22人に辞令を交付した。
新規採用は昨年度より4人多く、内訳は主事12人、技師2人、教諭2人、保育士6人。ひとりずつ順に鈴木力市長から辞令を受けると「ありがとうございます!」と大きな声で頭を下げた。
新規採用職員を代表して新潟大学法学部を卒業、民間で2年半働いて採用になった総務課主事・村上峻さん(25)=燕市道金=が服務の宣誓書を読み上げた。
地方自治体を取り巻く環境、財政や経済も厳しく、さまざまな問題に直面しているが、「若い力、若い発想でこれからわれわれと一緒に燕市の発展、“日本一輝くまち燕”目指して取り組んでいきたいと思っています。ぜひ皆さんの力を貸して」ほしいと託した。
この先、いろんな苦難も待ち受けるが、ひとりで悩まず同僚、上司と相談して解決してほしい、健康に留意して職務に取り組んでほしいと求めた。
「9月30日までは条件付き採用ということでございますので、この間、しっかり働いてないとと、やばい状況になるかもしれまんので、そんなことのないように」と笑顔で釘をさし、先に新規採用職員に対して話したことを繰り返し、「まずは本当に入庁、おめでとうございます。どうぞよろしくお願いします」と締めくくった。
時々日が差す暖かな陽気に恵まれた。初々しい新人の姿に辞令書を渡す鈴木市長は自然に笑顔に。申し合わせたかのような黒いスーツで席を並べ、胸にぴかぴかの市章のバッジで、座ったときに手を置く場所も落ち着かず、緊張して奉職初日を迎えていた。