台風並みの暴風が吹き荒れ、全国に被害が及んだ3日から4日にかけて、三条市でもプレハブ小屋が吹き飛ばされたり、建物の外壁や屋根のトタンが飛ばされるなどの被害があった。
三条市では3日夕方から西南西の風が強まり、4日午前4時までの最大瞬間風速は22.8メートルを観測した。
この暴風により、笹岡付近の国道289号線脇にあった建設業者の資材置場だったプレハブ小屋が、おそらく風の力で道路を横断して反対車線側に移動した。道路に少しだけかかる程度だったので、応急的な固定をして、対応した。
また、金子新田付近でトタンが飛んで木に引っ掛かっていた、本町6付近で屋根のトタンの一部が飛んだ、猪子場新田付近で強風によって電気の引き込み線が切れた、西裏館3付近で隣の家のトタンが飛んできたなど4件の通報が消防にあり、対応した。
このほか、尾崎地内で倒木が道路にかかったが、付近住民が協力して移動した。大崎山公園をはじめ、市内の各地で電線がスパークし火花が出るなどして、消防と東北電力で対応にあたったほか、昨夜から各地で停電も発生した。