15日行われる第70回分水おいらん道中をハイライトに6日から26日まで燕市・大河津分水で行われる分水桜まつりを前に5日、ぼんぼりの設置作業などが行われた。
ぼんぼりは、分水おいらん道中が練り歩く大河津分水の桜並木が並ぶ堤防道路に沿って設置。道路の川側に大11、中37のぼんぼり、川の反対側に61の電気ぼんぼりが並ぶほか、85枚のプラカードも設置された。
ここでも3日から4日にかけての暴風の影響があった。分水良寛史料館そばの上諏訪地内に燕市の管理倉庫がある。ぼんぼりなどおいらん道中に必要な資材を格納しておく古いプレハブ2階建て延べ床面積約130平方メートルの倉庫だ。その屋根の一部が暴風でめくれて穴が開き、2階に入ると穴から空が見え、当然、雨水がそのまま建物の中に入る。
ただ、不幸中の幸いだったのは、暴風がぼんぼりを設置する前だったこと。予定通りなら暴風前にぼんぼりが設置され、暴風で多くのぼんぼりが壊れてしまうところだったが、設営作業が予定より遅れたおかげで被害を免れた。
ことしはサクラの開花が遅れる見込みのため、大河津分水桜並木と分水駅前のサクラのライトアップは6日からの予定を9日からに遅らせる。分水商工会青年部が大河津資料館そばに開設する観光案内所も同様に遅らせて9日から行う。