JAにいがた南蒲は7、8の2日間、三条市下保内、保内緑化木センターで「春の植木祭り」を開き、植木の展示即売や植木オークションなどを行い、秋まで続くことしの「植木祭り」をスタートした。
ことしは冬の寒さが長引いて開花が2週間前後も遅れており、例年なら満開かすでに終わっているウメも地元産はつぼみがほとんど。それでもピンク色の花を開いた何本かのウメやツツジがあり、ダリアやアザレア、サクラなど色とりどりの花鉢とともにが目を引く。
マツをはじめとした庭木や垣根用の木などを豊富に展示しており、これまでの展示方法とは変えて「盆栽で作る庭」など庭のイメージを作って展示している出店者もある。
植木オークションは8日午前11時から行い、全出店者が1、2本ずつ提供したシダレウメやハナミズキ、ワビスケ、シャラ、パンジーなどオークション形式で販売する。
初日7日は、前夜から雪が降り、近年にない積雪のなかでのスタート。出店者も「朝起きて、たんまげたて!」、「植木屋60年やってるけど、こんげんの初めてだ」と驚いていた。
同センターは県内最大の植木の常設展示場。植木産地、保内地区の34の造園、園芸業者が出店し、毎年4月から10月まで、夏場を除いて月1、2回、売り出しの「植木祭り」を開いている。「春の植木祭り」はシーズンの皮切りだ。
昨年は、東日本大震災の影響で東北などで扱っていた植木の流通がなくなったり、需要が減ったりしたという。昨年の7.29豪雨水害で保内地区は大きな被害を受けたが、幸い同センターに被害はなかった。
また、植木まつりでは、半羽から揚げやおにぎりなどの販売も行っている。同センター(電話:0256-38-8184)は、月曜定休で午前8時半から午後5時まで営業、「植木まつり」の2日間は午前9時から午後5時まで。ことしの売り出し予定は次の通り。