15日に燕市・大河津分水で行われる第70回分水おいらん道中を前に9日、サクラ並木のライトアップが始まり、信濃川大河津資料館前には売店も備えた観光案内所が設置され、本番へ向けてムードを盛り上げている。
分水おいらん道中でおいらんの行列が歩く文字通りの花道は、大河津分水の右岸堤防。長さ約800メートルに渡って左右にサクラ並木が続く。その川と反対側のサクラ並木を22日まで毎日午後7時から10時まで15基の照明灯でライトアップ。ぼんぼりの電気もともり、サクラの花は本番に間に合いそうにないが、ライトアップで闇に浮かび上がるサクラにわくわく感が高まる。
分水駅周辺のサクラ並木も翌10日から同じようにライトアップ。いずれも6日から行う計画だったが、開花が遅れたのに伴ってライトアップを遅らせた。
観光案内所は分水商工会青年部(久須美哲朗部長)が設置したもので、行列が出発する大河津資料館前に小屋を建てた。9日は準備作業が続き、本格稼働は翌10日から。22日まで毎日午後2時から9時まで営業し、焼きそば、こんにゃく、トウモロコシ、フランクフルト、おでん、から揚げ、ポテト、ドリンクを販売するほか、分水おいらん道中公式グッズのハンカチ手ぬぐい(2色・各500円)とエコカップ(1,800円)も販売する。