三条中央自動車学校(三条市北入蔵2・高田俊社長)は10日午前、同校で園児の交通安全教室を開き、地元塚野目保育園(笹川尚美所長)の年長児51人から同校の教習コースで交通安全について学んでもらった。
春の全国交通安全運動の一環で毎年、塚野目保育園児を招いて開いている約1時間の教室。前半は屋外の教習コースで、後半は屋内でアニメ映画を見て、自動車学校の教習指導員など指導のプロが交通安全を指導した。
教習コースでは、安全な道路の渡り方、道路で遊んでは危険なことなどを、アンパンマンとバイキンマンにふんした職員も登場して指導。実際に自動車数台を走らせたコース内の道路で、アンパンマンたちがボール遊びをしていたところ、転がっていったボールを追いかけたバイキンマンが車に引かれそうになったり、右だけを見て左を見ないままま道路を横断しようとしてバイキンマンが車にぶつかりそうになったりするようすを目の前で見た。
「キキー!」と急ブレーキをかける車や、車にひかれそうになってしりもちをついたバイキンマンなど、園児たちは神妙な顔でその光景を見て、思わず「あーっ」と声を上げる場面も。「道路で遊ぶと悪いね」、「公園で遊ぶといいね」と話している子どもたちもいた。