6日から15日までの春の全国交通安全運動にあわせて燕署(中村栄署長)と燕市杣木、燕中央自動車学校(梨本忠昭校長)は、10日午前10時から同校前の国道289号に同校自動車教習生らによる交通安全街頭指導所を開設。免許取得に向けて勉強中のドライバーのタマゴが先輩ドライバーに交通安全を呼びかけた。
春の全国交通安全運動にあわせて行っているもので、ことしで3年目。同署からせっかく管内に自動車学校があるのだからと同校に交通安全推進で連携した取り組みの話があり、同校の地域貢献したいという思いともマッチ。交通安全協会などの団体を含むことは多いが、警察署と自動車学校の2者だけで交通安全街頭指導所を開設するのは県内でも珍しい。
中村署長はあいさつで、教習生が交通安全を呼びかけることでドライバーから免許を取ったばかりのころの初心を思い出してもらうとともに、教習生にも「きょうの経験が免許を取ってからの交通安全意識につながれば」と願った。
梨本校長は「地域の関係団体と一緒になって交通事故をなくしましょう」、「元気良く交通安全を呼びかけていきたい」とあいさつした。
参加した教習生は、合宿して同校で教習を受けている主に関東圏の女性ばかり10人。燕橋方向へ向かう車を同校へ誘導してティッシュボックスとちらしや反射材を詰めた交通安全啓発グッズ200セットをドライバーに手渡して安全運転や全座席のシートベルト着用を呼びかけた。
このところ荒天が続いていたが、この日は青空が広がる願ってもない暖かい陽気。「なにかと思ったー!」と交通取り締まりでないことを知って大声で笑う人もあり、「安全運転をお願いします!」の教習生の笑顔に「ご苦労さま」とねぎらいの声をかけていた。