冬の大雪に続く春先の低温で、県内のサクラは例年になく開花が遅れているが、JR弥彦駅前の停車場通りの早咲きのヒガンザクラが12日、ようやくほころんだ。
停車場通りには両側の歩道にソメイヨシノのサクラが並ぶが、1本だけヒガンザクラがある。ヒガンザクラの開花より1週間ほど遅れてソメイヨシノが咲き始めるが、12日夕方はびっしりと枝から下がったつぼみのうち、2つだけがほころんでいた。
このヒガンザクラは4月に入って間もなく満開になるのがふつうで、ことしはそれより2週間近くも遅い。忘れずに咲いてくれたことにほっとさせられる。
一般に開花が遅い年は、サクラが咲き始めると次々と草木の花が咲いてあっと言う間に春の花が駆け抜けて行くことが多い。すでにソメイヨシノもつぼみを膨らませている。ウェザーニュースの開花予想は弥彦公園が18日、大河津分水が20日、高田公園はそれより早く15日。花見シーズンは目前だ。