新潟県と三条市は17日午後7時から三条市体育文化センターで、三条地区での五十嵐川改良復旧事業説明会を開き、昨年の7.29豪雨災害で大きな被害を受けた五十嵐川の復旧計画を説明した。
同説明会は、このあと3日間連続で下田地区で開き、翌18日はウェルネスしただ、19日は下田保健センター、20日は下田公民館森町分館と流域の地域を変えて開催する。
県三条地域振興局地域整備部、三条市建設部災害復旧対策室など担当職員が出席し、三条地区では住民50人余りが参加した。
県の担当者から堤防のかさ上げや河道掘削、引堤、三条市斎場近く月岡地内の約40ヘクタールの遊水地設置、笠掘ダムのかさ上げ、五十嵐川の河道改修の方式などの復旧計画の概要を示した。また、今後、詳細な設計や工事の発注などを行っていくなかで区間を分けて説明していくとし、平成27年度の完成目標として協力を求めた。
質疑応答では、改修方式について、笠掘ダムのかさ上げへの不安、工事中の大型車両通行による騒音や振動についてなど参加した住民が質問や意見を述べ、県の担当者がていねいに応答。午後9時ころ終わった。