県央地域で咲き始めたサクラは、このところの春本番のぽかぽか陽気が開花を急がせ、日ごとにみるみる開花が進んでいる。
19日は燕市南3、金山神社で境内のサクラが木によって一分咲きから三分咲きていどまで開花が進んだ。夜桜が楽しめるようにちょうちんも下がっているとはいえ、花見をするにはいかにも早い。
しかし、とくにことしは大雪で長かった冬が終わってようやく訪れた春。この陽気に花が咲きそろわなくても花見は待てない。近所の10人ほどが花見を楽しんでいた。
花見なのでもちろん酒つきで缶ビールを持参で、にぎやかな話し声が境内に響いた。一面の青空がそそぐ日差しに「頭があっちぇて」。翌日も花見をするようで、「あしたはおれが泡(ビール)らかの」、「あしたは11時かららいね」、「昼飯持ってこんばらね」と打ち合わせもばっちりだった。
この日の三条市内のサクラは、八幡公園が咲き始めから一分咲き、三条商業高校は正門前は一分咲き、裏手の五十嵐川右岸土手は開花目前といったところ。商業高校裏手のサクラはつぼみがびっしりとついており、ことしは見事な花を見せてくれそうだ。