三条野球連盟(稲葉泰敬会長)は、22日午前9時から三条機械スタジアムで平成24年度開幕式を行い、加盟76チームの選手など約1,200人が参加してシーズンを幕開きした。
開幕式には、選手、審判、役員、来賓らが参加した。強い風の吹く花曇りの下、三条市吹奏楽団が演奏する行進曲にのせ、三条野球連盟の旗を先頭にユニホームを着た76チームが、それぞれのチーム名のプラカードを持って入場行進。日中に試合を行う野球では県内最大の加盟チーム数で、選手は1塁から3塁の間、ダイヤモンドいっぱいになって整列した。
稲葉会長はあいさつで、「いよいよ球春到来です」と始め、東日本大震災や三条市も大きな被害を受けた7.29豪雨災害にふれた。とくに7.29豪雨災害では、同連盟の大会会場のひとつ、信濃川河川敷の三条燕総合グラウンドが大きな被害を受けた。その復旧に同連盟加盟チームをはじめ、スポーツ少年団など多くの市民から大きな力をもらって早期に復旧できたと感謝した。また、シーズン中の試合を勝ち進み、さまざまな全国大会出場に駒を進めてほしいと願った。
(株)三條機械製作所の坂上亘主将(28)が選手宣誓。「チームの力を信じ、ひとつでも多く上を目指し 三条から全国へと行けるよう、チーム一丸となり最後まで全力で戦い抜くことを誓います」と力強く誓った.。
市街地のサクラは7、8分咲きだが、球場前のサクラ並木はまだ咲き始め。風が強く、開会前にグラウンドに水をまいたものの、すなぼこりがまい、式典中、旗手が掲げた連盟旗が大きくなびくなかでの開幕式だった。閉式後は、三条機械スタジアムと三条燕総合グラウンドの2会場わかれ、シーズン最初の「市長杯争奪大会」の試合をスタートした。