JR燕三条駅発着で燕、弥彦、寺泊を周遊する日帰りバスツアー、その名も「ゴールデンルート」が5月限定で行われる。しかも2大特典付きで実質と900円となる超お得料金で、ゴールデンウイーク明けで財布が軽さが気になっても行楽に出掛けたいという人は注目だ。
午前9時50分に燕三条駅を出発。弥彦神社、寺泊魚のアメ横を訪れ、ここで自由に昼食。午後から燕三条ファクトリーアウトレット「ストックバスターズ」、燕市産業史料館を訪れ、午後2時50分に燕三条駅に帰着、解散する。
午前10時20分着の弥彦神社からの参加も可能。帰りも弥彦宿泊の人は送るので、燕三条駅で降りてバスツアーに参加してから弥彦に宿泊してもいいし、弥彦に宿泊して帰りにバスツアーに参加して燕三条駅から帰る、あるいは弥彦に泊まって1日をバスツアーの観光に充てて再び弥彦の宿へ戻ることもできる。
添乗員はつかないが、弥彦神社ではボランティアガイドが案内。寺泊魚のアメ横では新鮮に日本海の海産物ショッピングを楽しみ、ストックバスターズでは地元の洋食器をはじめとした主に金属加工製品が訳ありの激安で購入できる。燕市産業史料館では、地元の金属加工の歴史を学び、ミニスプーン製作体験もできる。
旅行代金は中学生以上2,000円、小学生1,000円。ただ、燕市産業史料館の入場料300円を含むほか、中学生以上は寺泊魚のアメ横で寺泊中央水産のお買い物券500円、ストックバスターズのお買い物県300円も付くので、中学生以上なら合計1,100円分の特典が付くので、実質900円となる太っ腹ぶりだ。
開催日はゴールデンウイーク最終日の5月6日から31日までの間の木曜から日曜。1日定員20人だが、最少催行人員1人なので、希望した日に必ず参加できる。
燕市と弥彦村で昨年度、燕・弥彦産業観光戦略会議を立ち上げ、東京でのJATA旅博への出展、東京での旅行会社などを対象にした商談会への参加、地元に旅行関係のメディアを招待したプレスツアー、着地型観光の燕工場見学・体験ツアーの企画などに取り組んできた。
今年度はさらに広域連携を進め、寺泊を含めた燕・弥彦・寺泊着地型観光推進会議を発足。燕の工場見学の内容を改良し、個人と団体の二本立てで企画し、地方自治体を対象に産業視察の受け入れなどを検討している。
その取り組みの第一弾となるのがゴールデンツアー。すでに首都圏から新潟県県央地域へのバスツアーでは定番中の定番のコースだが、JRで燕三条駅に降り立った人には利用するすべがない。それを燕三条駅発着の日帰りバスツアーを企画して楽しんでもらおうというわけだ。
市商工振興課の高橋博主幹は「ねらいは広域連携で観光資源を共同PRしていくこと。バスによって県央地域の観光の利便性を向上させられれば。できることなら土、日曜の定期運行も視野にあります」と今回の成果に期待している。参加申し込みは出発日の3日前まで、弥彦、岩室、燕三条などに宿泊の場合は前日まで追加予約を受け付ける。申し込みや問い合わせは三条市北入蔵1、中越交通株式会社(電話:0256-38-2132、ファクシミリ:0256-38-9222)、企画問い合わせは燕市観光振興室(電話:0256-92-2111)へ。