県央地域の平場では24日、サクラの花がピークを迎えた。夜はライトアップやちょうちんのあかりに照らされた夜桜が市民の目を楽しませてくれた。
燕市・JR分水駅の主に改札と反対側のホームに並んで立つサクラは、15日の分水おいらん道中とあわせて行われている桜まつりで午後10時までライトアップされている。
花は24日、まさに満開。ライトに照らされたサクラの花は、夜に光の帯を広げたようにまぶしく輝き、駅に滑り込む列車を豪華な春の舞台装置で迎えていた。
燕消防署前のサクラのライトアップは毎年恒例。ここもピークを迎えたが、ひところと比べるとサクラの数が減っているのと、すでに葉も出始めているので、花は例年より見劣りするが、ライトアップされた姿は例年通り。花見するスペースがないのは残念だが、通りかかるドライバーの目を楽しませてくれる。
燕市南3、金山神社は早くも散り始め。境内には花を散らしたようにまんべんなく花びらが落ちているが、24日はまだ花のピーク。とにかく花の密度が高く、枝が重くなるかと思うほどびっしりと花をつけ、夜はちょうちんのあかりに照らされ、誰もいない客席に向かってスポットライトを浴びて立っているようだった。
予報では25日は晴れるが、26日は晴れのち雨。県央地域の平場で夜桜を楽しむなら、25日がラストチャンスととなりそう。風さえ吹かなければ、何とか今週末まで花見が楽しめそうだ。