新潟市出身の絵本作家、黒井健さんが原画を描いた燕市のご当地かるた「つばめっ子かるた」一般販売用が26日発売 (2012.4.27)

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新潟市出身の絵本作家、黒井健さん(64)が絵札の原画を描いた燕市のご当地かるた「つばめっ子かるた」の一般販売用が26日、発売された。

一般販売が始まった「つばめっ子かるた」の絵本作家黒井健さんが原画を描いた絵札
一般販売が始まった「つばめっ子かるた」の絵本作家黒井健さんが原画を描いた絵札

「つばめっ子かるた」は、2006年に合併して新たに生まれた燕市の一体化を図る「燕ひとつプロジェクト」の一環で生まれた。市民から読み句を募集し、文芸つばめ編集委員が監修。新潟市出身で『ころわん』、『ごんぎつね』、『手ぶくろを買いに』、『かさじぞう』などの絵本の創作で知られる黒井健さんが昨年秋に数日間、燕市を訪れて取材して原画を描いた。

つばめっ子かるたの化粧箱
つばめっ子かるたの化粧箱

読み札にもこだわった。読み句を地元燕市の書家、全日本書道連盟評議員の長谷川白楊さん(72)が書いた。先に小中学校や保育園で遊ぶ大型判を作成したが、今回、販売を開始したのは普通版。縦83ミリ、横64センチの絵札と取り札それぞれ44枚がセットになっている。

無料版は5,000部を作成し、小中学校や保育園に配布。一般販売用は1,000部を作成し、一部1,000円で市内公民館や史料館で販売している。燕市教育委員会生涯学習課(電話:0256-63-7001、燕市総合文化センター内)へ。販売している場所と読み句は次の通り。

販売場所 電話番号
中央公民館 0256-63-7001
分水公民館 0256-97-2703
吉田公民館 0256-92-5111
長善館史料館 0256-93-5400
分水良寛史料館 0256-97-2428
産業史料館 0256-63-7666

暴れ川 みんな泣かせた横田切れ
いつ見ても 優美な姿 弥彦山
梅一輪 お菓子も添える 天神講
縁日の 人波つづく 天満宮
大空へ はばたけ高く つばめっ子
蒲原の 田畑を守る 大河津分水
強度の誉れ 人間国宝 玉川宣夫
クッキング 使うお鍋は 燕産
元気よく くぐる赤門 樋口家の門
米どころ 中ノ口川 水ゆたか
去りゆきし かぼちゃ電車を なつかしむ
白藤の 香り豊かに 三百余年
千願堂 吊り橋渡れば 五合庵
荘厳な 越後最古の 国上寺
たけのこが 乙子の宮に にょきにょきと
長善館 心受け継ぐ つばめっ子
燕市の 世界にほこる 洋食器
てまりの湯 心と体 ぽっかぽか
東京五輪 ポスター描いた 亀倉雄策
夏祭り おみこしパレード たのしいな
日本一 長さをほこる 信濃川
抜きんでた 技術学べる 産業史料館
ねり歩く 萬燈ゆれる 戸隠祭礼
のびのびと 走りまわろう ふれあい広場
春の日や 良寛さまと 手まりつく
飛燕舞 燕で穫れた うまい米
ふるさとの 彩り描く 横山操
平成の 大合併で 燕はひとつ
奉祝の神楽は 吉田の下中野
また明日 夕焼け空の 国上山
見るからに こわい顔して 酒呑童子
昔も今も 水害防ぐ 可動堰
名人の 技術が光る 燕の煙管
文句なし 食べておいしい 燕ラーメン
山宮翁 しのぶ桜の 並木道
夕陽あび 歴史を見せる 配水塔
米納津の 隕石からの 贈りもの
らんまんの 桜の堤 おいらん道中
良寛さまの 暮らしを語る 五合庵
ルールを学び 楽しく遊ぶ 交通公園
連綿と 匠がつなぐ 鎚起銅器
ローカル線 越後・弥彦が 出逢うまち
わが町の 研磨ピカ一 世界一
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