燕三条地場産業振興センターは、ゴールデンウイークの5月3日から6日まで開く「じばさんGWフェアー」に先駆けて28日から「金物特価市」を開いており、地場産品を中心に包丁や鍋などのキッチン用品や園芸用品を格安で販売している。
ゴールデンウイークを利用した県内外の観光客や帰省客などに地元製品のPRをとフェアを開いているが、行楽や帰省も分散化しており、フェアに先行して金物特価市を開いている。
包丁をはじめ鍋やフライパン、ザルなどのキッチン用品をはじめ、園芸ハサミやクワなどの園芸用品、工具など燕三条の地場産品を特価で販売。スプーン30円から、トング60円、三角コーナー200円など超特価品も並ぶ。
山菜シーズンを迎えるこの時期、とくに人気なのが銅製の山菜鍋。同センターの物産館でも常に販売しており、青菜やエダマメを色良くゆでることからコンスタントに売れる定番商品だが、金物特価市ではさらに得になり、30センチサイズが4,850円、33センチ5,540円、36センチ7,820円で販売していうる。
金物特価市が始まった28日は、県外客も目立ち、同センターで買い物をする目的で近くのホテルに宿泊したという群馬県のカップル、職員に包丁の説明を聞きながら品定めをする人、燕市内の研磨業でつくる共同受注グループ「磨き屋シンジケート」の商品を目当てに訪れる人もいるなど、夫婦や家族連れでにぎわっていた。
5月3日から6日までのフェアでは、日替わりで包丁研ぎや鎚起銅器の実演販売、磨きや一番館のビアタンブラー磨き実演なども行われる。先行の金物特価市もフェアーも午前9時半から4時半まで。