日本棚田百選に認定されている三条市下田地区の「北五百川の棚田」では、カタクリの花が満開となり、散策に訪れる人を楽しませている。
北五百川の棚田は、粟ヶ岳登山道のぼり口近くで、粟ヶ岳や守門岳を望む斜面に棚田が連なり、その一角の桜の木の下にカタクリが群生。残雪の粟ヶ岳を背景に、薄紫色のカタクリの花が一面に広がる風景は訪れる人を驚かせ、和ませる。
ことしは、雪が多かったものの気温が上がり始めると一気に雪が解け、4月中旬ころから咲き始め、すでに満開。カタクリの花の上にはうすピンク色のサクラも満開から散り始めだが、ゴールデンウイーク前半は、カタクリ、サクラ、残雪の粟ヶ岳、青空とすべてがそろった絶好の散策日和となっている。
また、北五百川の棚田のカタクリは、現在、配布中の「うまさぎっしり新潟」春の観光キャンペーンのポスターやガイドブックの表紙にもなり、県内各地でも目にした人も多いはず。
棚田の散策は自由だが、車で行く際には路上駐車は迷惑になるので、棚田近くの指定駐車場を利用する。