東日本大震災の震災がれきの受入れを表明している三条市は、4日から6月までに計8回、放射能とは何かなど基本的な知識について学ぶ「放射能と私たちのくらし」をテーマに市民学習会を開く。
東日本大震災の廃棄物の受け入れをするにあたって知らないがゆえに放射能に不安をもってしまうことも予想されることから、放射能とは何か、放射線の種類や単位、日常生活での放射線被ばくや人体に対する影響など、放射能の基本的な知識と放射能が暮らしや健康にどうかかわっているのかを学習し、市民に冷静に考えてもらおうと学習会を開く。6月までの2か月間に市内各地区の8会場を巡回する。
その1回目が4日からスタート。2回目の翌5日の開催とあわせて、講師は放射能研究者、木村真三獨協医科大学准教授。木村准教授は、昨年、放送されたNHKのテレビ番組の特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」で、福島県内各地の放射線量を測定する様子が全国的に大きな反響を呼び、今でもチェルノブイリや福島の調査を続けている。
4日は午後7時から中公民館で、5日は午前10時から嵐南公民館で開く。いずれも講義が1時間、質疑30分程度の1時間半の予定。三条市民が対象で、参加費は無料。問い合わせは、三条市中央公民館(電話:0256-32-4811)へ。
【今後の開催予定】※5回以降は開催日時や講師は調整中