手芸用品と雑貨の店「BonBon(ボンボン)」=富川幸恵代表・三条市旭町1=は、4月26日から28日まで東京ビッグサイトで開かれた日本最大の手づくりホビーフェア「日本ホビーショー」に「DIY女子部」として展示したいすをデコレーションした作品を同店に移して3日から15日まで展示している。
「DIY女子部」は、DIYに取り組む女性でつくる全国的なサークル。ことしの日本ホビーショーのイベントのひとつとして、スウェーデンの家具メーカー、イケアののシンプルなパイン材のチェアを「椅子デコ」として自由にアレンジした数十脚を展示。来場者から座ってもらってDIYの楽しさを伝え、身近に感じてもらった。
同店はDIY女子部の新潟支部となっていることもあり、そのうち15脚を同店のスタッフのほか、地元のイラストレーター、雑貨アーティスト、生け花店などが10人で製作、出展した。日本ホビーショーが終わって作品が戻ってきたが、そのままではもったいないので展示しているもの。
あわせて子どもとお母さんのセレクトショップ「POUPONS(プポン)」=三条市東裏館=が出展した「ルシアン」の素材を使って米国の誕生会で女の子が着るおしゃれなファッションをイメージして作った洋服とデコレーションしたシューズのコーディネート7組も展示している。
ことしの日本ホビーショーは過去最多の十数万に来場者があった。同店企画の加藤はと子さんは、ことしで3回目の参加。開場の1時間も前から来場者が並び始め、開場すると真っ先にワークショップへ向かい、「一般の方は買うだけでは満足しなくなっているようです」と加藤さんは傾向を話す。
「BonBon」としては、東京の女子校の教材に使われて好評だったオリジナル手芸キットの注文が今回もあり、ほかにも新たな仕事につながる引き合いがあり、「得るものがたくさんありました」と喜んでいる。