4、5日と三条削ろう会が「第4回ミニ削ろう会」、千利休が残した茶室「待庵」の骨組みを再現して5日に上棟式と紅白のもちまき (2012.5.4)

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三条削ろう会(馬場政行会長)は4、5の2日間、三条市厚生福祉会館で「第4回ミニ削ろう会」を開く。目玉は千利休が唯一残した茶室といわれる京都大山崎町の国宝「待庵」の骨組みの再現で、上棟式と紅白のもちまきも行う。

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「第4回ミニ削ろう会」で建てる千利休が残した茶室「待庵」をマルモ建設で仮組み

全国から約30人の大工や鉋愛好家などが参加して開くもので、昨年、三条鍛冶道場で御柱建てを行ったときと同様、5月5日に同会場付近で実施される三条マルシェとのコラボレーション企画。

初日4日午前9時から厚生福祉会館駐車場で「待庵」の組立を行い、あわせて午後から鉋(かんな)のうす削り大会を開催。翌5日午後1時半からの三條太鼓三小相承会の太鼓演奏に続いて上棟式を行い、国定勇人三条市長、下村喜作市議会議長、ミニ削ろう会顧問の高橋一夫元市長などが屋根に上がって紅白108個ずつのもちや菓子をまく。

仮組みされた茶室「待庵」
仮組みされた茶室「待庵」

「待庵」(たいあん)は、京都府大山崎町の妙喜庵にある国宝の茶室で、室内は2畳の小間の茶室の原点とも言われているという。その平面図を基に、寺社の建築も手掛けるマルモ建設(株)=三条市上保内=が設計図を作成し、まったく釘を使わない昔ながらの工法で建設する。

1日に同社で組立のリハーサルを行い、確認。当日には解体した状態で運び、再び組み立てる。2日間という短時間の開催期間のなかで、三条でも作る鉋やのみなど手仕事の道具を使って建築する職人の技を見てもらおうと、建前までの段階で完成として、上棟式を行う。見学は自由。同会では大勢の人に見てもらいたいと来場を呼びかけている。


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