今年度の1回目の「〜三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」が5日、ホコテンにした三条市役所前通りなどを会場に開かれた。心配された雨は降らず、2万2,5000人もの人出でにぎわった。
三条マルシェは、地産地消や中心市街地活性化を目的に三条市などが実行委員会を組織して開いており、ことしで3年目。今年度は5月から10月まで毎月1回と来年1月の計7回計画し、今回はその皮切り。市役所通りの厚生福祉会館前からヤマトヤ旭町店前まで180メートルをホコテンにし、厚生福祉会館前駐車場と合わせて54店舗が61のブースに出店した。
気温は19.8度まで上がって青空なら暑過ぎるところだったが、曇りがちだったおかげで過ごしやすく、家族連れを中心に午前中から市民がどっと繰り出した。県立三条商業高校の商業クラブは今回も「いかぱん屋」を開いてオリジナルパン約500個を販売したが1時半足らずで売り切れるなど、昼前に完売する店もあった。
今年度はカナダからの三条市国際交流員、ピーター・カーターさんが毎回、「世界のキッチン」で出店。得意な料理の腕を生かして世界の料理を順に提供するもので、第1回の今回はメキシコ料理のトウガラシとチョコレートを使った「チョコレート・チキン・モーレ」を出して注目を集めた。
外壁がコンクリートの市庁舎はどちらかといえば暗いイメージだが、その前に緑のタープがずらり。そこから行列がのびれば、そこはもうお祭り会場で、主催者が用意したいすに座ったり、歩道に腰掛けたりと自由なスタイルでさまざまな食を味わっていた。