小学生が4泊5日で真夏の県央地域を100キロ歩く毎年恒例の「寺子屋つばさ100km徒歩の旅」。第5回となることしは8月15日から19日まで開かれるが、その小学生をサポートし、生活支援する学生スタッフの参加を待っている。
主催は燕三条青年会議所のOBを中心につくる「寺子屋つばさ100km徒歩の旅実行委員会」。40人の小学生参加して下田地区を出発、三条、栄、燕、分水の各地区を経由してひたすら歩き、最終日に弥彦村にゴールする。その子どもたちをサポートするのが学生スタッフの仕事だ。
学生スタッフは大学生、短大生、専門学校生合わせて30人を募集している。その目的は、リーダーシップ、コミュニケーション能力の向上、社会学習。親から離れて100キロを歩くという非日常の壁を乗り越えようとする子どもたちを精神的に支える学生スタッフが果たす役割は大きい。
主催者は子どもたちにとって親の世代だが、学生スタッフは少し年の離れた兄や姉、あるいは先輩の感覚。子どもたちと主催者をつなぐパイプ役ともなる。学生スタッフにとっても100キロは厳しい道中だが、いや応なしに子どもたちをリードする自覚が芽生える。最後は涙を流す学生スタッフも多く、その苦労を補って余りある感動のゴールが待っている。
寺子屋つばさ100km徒歩の旅は昨年まで燕三条JCが主催したが、長期に渡る大規模な事業なので燕三条JCのリソースの多くを取られることもあり、ことしから燕三条JCの外に出して実行委員会を組織して行う。
学生スタッフは5月中旬から事前研修を行い、会費は5,000円で40人を募集。参加したい人は5月12日までにパソコンか携帯電話で「寺子屋つばさ100km徒歩の旅ホームページ(http://tera-100.blogspot.jp/)」から申し込む。