ブームになりつつある工場見学を産業観光に結びつけようと、燕市では5月24日から9月までJTBに委託して燕市内の工場をめぐる個人向け工場見学プラン「匠の技の見学・体験が楽しいまち燕」を設定、参加者を募集している。
原則として火曜から金曜の実施。燕市の産業の歴史や技術を学べる燕市産業史料館をはじめ、鎚起銅器の玉川堂や研磨技術の普及を図る磨き屋一番館、シルバーアクセサリー製造の倉又製作所、iPhoneやiPadのケースを製造する武田金型製作所、国内唯一の手作りの煙管(きせる)工房・飯塚金属などを見学したり、ショッピングしたり。寺泊の魚のアメ横を組み込んだコースもある。
今の注目は、燕市産業史料館が展示展示しているユリ・ゲラーが曲げられなかった山崎金属工業の最強スプーン「コブラ」。4月29日放送のフジテレビ系の人気番組「ほこ×たて」でユリ・ゲラーがスプーン曲げに挑んだが、「コブラ」を曲げることはできなかった。このスプーンを見ようと来館する人も多い。
コースはマイカープランと観光タクシープランが3種類ずつ、計6種類あり、マイカープランはひとり600円、観光タクシープランは3,200円と4,500円。
昨年度も同様のプランを設定したが、申し込みはあったものの最少催行人員に達っせず、実施には至らなかった。今回は内容を見直し、最少催行人員を4人として募集している。申し込みは「JTB観光情報ナビ」のサイトで「匠の技」をキーワードに検索した結果から。