19、20日と燕・戸隠神社で春季例大祭、神輿行列は後継者がなく行列をとりやめるが昨年の大幅自粛から2年ぶりににぎやかな春祭りが復活 (2012.5.17)

燕市燕地区の戸隠神社（星野和彦宮司）＝宮町＝は19、20の2日間、春季例大祭を行う。昨年は東日本大震災に伴って行事を大幅に縮小したが、今回は復活。ただ、神輿（みこし）行列は天狗のなり手がなくなったため、行列はなく、神輿を引くだけになる。

19日午後7時から宵宮祭、20日午後1時半から例大祭を行う。呼び物は木場小路万灯組（宮町）と横町万灯組（中央通り）が仕立てる2基の万灯とそれぞれ「お玉さん」、「踊り子」と呼ぶ女の子が披露する「伊勢音頭」にあわせた踊りで、町内を門付けして回る。

万灯組は宵宮の19日、それぞれの町内で出陣式を行ったあと、午後8時から木場小路万灯組、9時から横町万灯組が戸隠神社に参拝、奉納する。

20日は午前8時から氏子町内各戸祓いに始まり、9時から上横町獅子神楽が戸隠神社を参拝、奉納したあと、9時15分から木場小路万灯組、10時半から横町万灯が参拝、奉納する。

午後6時から宮神輿が同神社を発進、氏子町内を巡行する。ことしは行列がなく、神輿は氏子総代が引いて町内を回る。時間が短縮するため、これまで4時だった発進を2時間遅らせ、神輿の舞い込みもなくした。

8時から木場小路万灯組、8時半から横町万灯組が舞い込み。9時に神輿が還御して祭礼を終わる。昨年は東日本大震災で万灯や行列を自粛し、唯一、木場小路万灯組の「お玉さん」の踊りだけが行われた。行列がなくなったのは残念だが、それ以外は2年ぶりににぎやかな祭りが復活する。

祭りに伴って商店街大通りとその周辺で臨時交通規制が行われ、メインストリートを歩行者天国にするため車両通行止めになる。19日は正午から午後10時まで、20日は午前9時から午後10時まで。定期バスの運行の変更もある。奉納行事の運行表は次の通り。