21日の三条は青空が広がって気温は26.9度まで上がり、2日の27.7度以来の19日ぶりに1日の最高気温が25度を超える夏日となった。
明け方の最低気温は13.4度。日中は薄雲が見えることもあった。雲が日が遮ることはなかったものの、月が太陽を隠し、国内の広い範囲で金環日食が観測され、新潟県内では部分日食が観測された。
日食を目で観測するだけでなく、アメダスの観測値にも日食の影響が表れた。三条市で食分が最大になったのは午前7時32分。この間、三条は晴れていたので、1時間ごとの日照時間は本来、「1.0」時間となるところだが、アメダスが観測した午前8時までの1時間の日照時間は「0.5」時間。30分しか日照がなかったことになっている。
また、気温も晴れていたのでふつうなら時間を追って上がるところだが、午前7時の16.4度が続く8時には16.0度と逆に下がった。もちろん日食が終わればいつも通りの太陽で、日没近くなると「日食観測お疲れさまでした」とでも言うように夕焼け空が広がった。