福顔酒造の「越後五十嵐川」が平成23酒造年度全国新酒鑑評会で5年ぶりの金賞 (2012.5.24)

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三条市唯一の酒蔵、福顔酒造(株)=小林章社長・三条市林町1=の「越後五十嵐川(えちごいからしがわ)」が、全国規模で開催される国内唯一の清酒鑑評会、平成23酒造年度全国新酒鑑評会で金賞を受賞した。

平成23酒造年度全国新酒鑑評会で金賞を受賞した福顔酒造の「越後五十嵐川」と小林社長
平成23酒造年度全国新酒鑑評会で金賞を受賞した福顔酒造の「越後五十嵐川」と小林社長

「越後五十嵐川」は、同社の目と鼻の先を流れる清流、五十嵐川の超軟水の伏流水を使って造り上げる酒。出品酒は、最高の素材と伝統の技でつくる日本酒の最高峰と言える大吟醸酒の原酒で、上品さと華やかさをもつしっかりとした深い味わいだ。

金賞を受けた「越後五十嵐川」
金賞を受けた「越後五十嵐川」

「越後五十嵐川」として大吟醸原酒、五年古酒、大吟醸、吟醸、特別本醸造などのバリエーションがあるが、金賞を受賞した平成23年度製の大吟醸原酒は現在、蔵の中でしっかりとした温度管理のもとで貯蔵されており、750mlの専用ボトルなど準備を整えて、秋ころに限定販売する。予定価格は5,500円。

同社は、同鑑評会には毎年、出品。3年連続で金賞を受けたこともあるが、今回は5年ぶりのうれしい金賞だ。

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金賞を受けた「越後五十嵐川」の原酒を貯蔵するタンク

同鑑評会は、酒に関する国の研究機関である独立行政法人酒類総合研究所と日本酒造組合中央会の共催で毎年、春に行われており、今回100回目。全国的な規模で清酒を調査、研究し、清酒の品質向上や国民の清酒に対する認識を高めている。

ことしは全国から876の清酒が出品され、4月と5月の計5日間の審査の結果、特に優秀と認められた247点を金賞、428点を入賞とした。本県の出品数は国内で最も多く、2番目の山形と兵庫の41点を大きく上回る76点。うち24点が金賞を受賞した。

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