26日は燕市内のほとんどの小学校の運動会で、市内一の伝統校、燕東小学校(外山健蔵校長・児童243人)でもこの日、創立140周年記念大運動会が開かれ、140周年記念のセレモニーとイベントも行われた。
同校は明治6年(1873)に第六大学区第二中学区第八番小学付属燕校として開学。それからことしで140周年の節目を迎えた。11月10日に140周年の記念式典と音楽祭を計画。10月14日の文化祭「赤門祭」も140周年を記念した内容にする計画だ。
同様に運動会も140周年を記念した。開会式で1年生代表4人よる開会宣言や外山校長と小林由明PTA会長のあいさつに続いて児童会セレモニーとして創立140周年記念パネルのオープンイベントを行った。
パネルは3枚で、全校児童が自分の顔写真を印刷したものに140周年を祝うメッセージを書いた紙をそれぞれ数字の「1」、「4」、「0」の形になるように並べた。下にはことしの運動会のスローガン「全力で 勝利の星を つかみとれ」とある。
児童が声を合わせてカウントダウンに続く「オープン!」にあわせて校舎の4階から巻き上げてあったパネルを垂らし、同時に昼間用打ち上げ花火4つを上げた。パネルは巨大で1枚が4メートル四方ほどもあり、拍手で祝った。
前日は雨降りで当日の天気が心配されたが、さわやかな青空が広がり、湿ったグラウンドは土ぼこりもたたず、絶好のコンディション。予定通りすべての競技が終わった後、閉会式では記念撮影のあと、風船イベント。140周年記念のメッセージを書いた紙でできたエコ風船140個をカウントダウンでいっせい飛ばすと、子どもたちは歓声を上げて喜び、笑顔で風船を見送っていた。
パネルや風船を作るため、ことしのは運動会の準備に時間や労力がかかった。開会式で外山校長が願ったように「例年以上に工夫された内容の濃い運動会」 で幕を閉じた。