ワーナー・マイカル・シネマズ県央=燕市井土巻3=で6月2日からの燕市のご当地映画『アノソラノアオ』の上映を前に5月26日、舞台あいさつと先行上映が行われ、約100人が来場して出演者のトークを楽しんだ。
舞台あいさつしたのは、主人公の中山麻聖さんとその父役で実の父でもある三田村邦彦さん、母役の相沢まきさん、そして地元燕市のナシモトタオ監督の4人で、大きな拍手で迎えた。
それぞれ作品について、中山さんは「本当にようやくできたという感じ」で、「いよいよこれから始まると思うとどきどきです」。三田村さんは「一度で見てわからなかった人は二度、三度と見てほしい」、相沢さんは「新潟らしさがいっぱい詰まっている映画で、そのあたりを感じてもらえれば」、ナシモト監督は「皆さまの日常が赤裸々に入っている」と紹介した。
昨年5月から6月にかけて燕市内で撮影が行われたが、三田村さんは燕三条駅周辺の飲み屋がおいしくて、いつも混んでいて入れないほどだったエピソードも紹介。新潟県の観光大使でもある相沢さんは、全国に新潟の良さを知ってもらえる作品に出演できたことを喜び、ナシモトさんは「県央地域の皆さんの人間味が出れば」と願った。
映画の制作を支援した地元組織「はばたけ燕実行委員会」の会長、細川哲夫燕商工会議所副会頭もあいさつし、スタッフや40人が市の武道館を借りて寝泊まりしたり、市が食材を提供したりしたことも感謝し、「新潟県出身の役者さん、スタッフでかためられてつくった映画なので十分、ご堪能いただけると思います」。中山さんも「新潟の良さを伝えていきたいのでお力添えを」と来場に期待した。
先に3月から4月にかけて東京・渋谷のユーロスペースで行った上映では、延べ4,000人が来場した。6月2日からはワーナー・マイカル・シネマズ県央とともに、同新潟、同新潟南でも上映開始し、県央での舞台あいさつのあと、両劇場でも同様に舞台あいさつと先行上映が行われた。