燕市景観作物推進協議会は26日、ことしも燕市吉田ふれあい広場前で稲穂でデザインを描く田んぼアートの田植えを行い、約200人が参加して青空の下で田植えを楽しんだ。
田んぼアートは毎年恒例でことしで6年目。カンバスは弥彦山を背景にした同広場西側の水田で広さ40アールで、ことしは東日本大震災からの復興と地域経済の発展の願いを込め、えとにかけた昇り龍のイラストと「伸びゆくつばめ」の字句をデザインした。
古代米の黄稲や紫稲、観賞用の白稲、緑色のコシヒカリ(つくばSD)の4種類の色の違うイネを使って描く。ベースのコシヒカリ以外は先に植えてあり、この日は残りのコシヒカリの苗だけを植えた。
前日は雨だったが、この日は青空。近隣の小学校の運動会とぶつかったため、小学生の参加がほとんどなく、昨年より100人ほど参加が少なかったが、鈴木力市長も田んぼに入って1時間余りで作業を終わると、土産におにぎりをもらって帰った。
イネが成長につれて図柄がはっきり見えてくる。7月中旬から8月中旬ころまで田んぼアートを上から見下ろす見学台を設置。10月上旬に再び参加者を募って収穫する。