三条凧協会(近藤吉昭会長)は三条市と共催で6月2、3の2日間、ことしも三条・燕総合グラウンドで三条凧(いか)合戦を開き、20の凧組が六角巻凧で技を競う。前夜祭凧パレードは昨年に続いて行わない。
三条凧合戦は、毎年6月の第1土、日曜に開かれる三条の名物行事。三条の凧は、横骨2本と中骨1本のタケ3本と和紙でできており、中骨を抜いて芯にしてくるくると巻くことができることから「六角巻凧」と呼ばれている。
合戦の初日2日は、10ずつの紅白に分かれた凧組が午前9時から午後4時まで合戦。翌3日は午前9時から開会式を行い、午前中は子ども凧合戦やアトラクションなどを行う。合戦は午後1時から4時まで行い2日間の合計得点を競う。
合戦では、紅白に分かれた各10組が、違う色の組と空中戦を繰り広げ、上空で鮮やかに相手の凧の糸を切ったり、地上に落としたりして得点する。
2日目の5日は10時半からアトラクションを行い、市内のきらきら保育園園児が和太鼓、一ノ木戸小児童が凧ばやしを披露。ほかに2日間とも午前10時から午後4時まで物産や各種凧グッズを販売し、飲食コーナーと自由凧揚げ広場を開設する。
一昨年まで前夜に行っていた前夜祭の凧パレードは、昨年は東日本大震災で自粛、中止。ことしも市民がより楽しめるようにと内容を変更した三条夏まつりでの凧パレードを充実させるために、前日の凧パレードは昨年に続き、行わないことにした。問い合わせは三条市営業戦略室(電話:0256-34-5511)へ。