燕市燕地区観光協会(会長・山崎悦次燕商工会議所会頭)は31日午後1時から燕商工会議所で平成24年度定時総会を開き、24年度の事業計画や収支予算を決めた。
会員34人のうち18人が出席し、23年度事業と同収支決算(収入309万2,480円・支出254万1,789円・次年度繰越55万0,691円)を承認、24年度事業計画と同予算(収支とも195万1,000円)を原案通り決めた。
事業計画では産業観光をツールに県外から誘客し、燕の技術力をPRして燕地域のブランド力を上げていく。他地域の観光地と積極的に連携し、観光ルートの商品化を促進。ラーメンを地域資源ととらえ、ラーメンマップとホームページをツールに観光客の誘致と燕地域への経済波及効果を高める。
また、先に開かれた燕市分水地区観光協会の総会でも示された市内観光協会の統一案を報告した。来年4月1日に燕地区と分水地区の観光協会を合併し、吉田地区を含む燕市全域を対象にした「燕市観光協会」を設立する案で、基本的には燕、分水地区の事業を継続し、当初の予算は両観光協会の予算を踏襲。会員は有料会員制とすることなどしている。
名誉会長の鈴木力市長はあいさつで、観光は市長就任以来、力を入れている分野のひとつで、それには産業観光がこの地域のセールスポイント 「それなりに効果が出始めている」という認識を示し、さまざまな取り組みを試しながら進めており、会員の協力を求めた。