燕市は5月31日、初めて優良工事表彰式を行い、平成23年度の燕市高木、(株)星野建設(星野一好社長)が施工した道路改良工事を1件を優良工事として表彰した。
同社から星野社長が出席し、燕市建設業協同組合から波潟勝義代表理事、氏田公基専務理事も同席。星野社長も同組合副理事に就く。
鈴木市長から表彰状と記念品を受けた星野社長は、「今後とも社員一同、一生懸命に勉強しまして地域の方々に喜んでいただけるような工事をこれからも引き続き行っていきたい」と話した。
星野建設が表彰を受けたのは、灰方11号線道路改良工事。年明けの発注で工期が短いなかでうまく管理して工事を完成させ、地権者の要望にも積極的に対応。側溝現場打ち部分の継ぎ手はコンクリートを打って終わるのがふつうだが、滑り止め効果をほどこすなど仕上げにも工夫し、模範的な工事だった。
公共工事では、入札、契約の適正化、公共工事に対する国民の信頼の確保と建設業の健全な発達を図るために工事成績評定が行われる。65点を規準点で加減される。それを大幅に下回るようなら指名停止になる場合もある。この工事の評定点は82点だった。
今回の表彰は昨年、同組合から鈴木市長への要望を受けて初めて行ったもので、同様の表彰は県などでも行われている。昨年度、市が発注した工事267件を対象に工事の種別ごとに所轄の課が優良工事を推薦し、入札等審査委員会が審査して決めた。表彰を受けると総合評価方式の入札工事で2点が加算される。表彰は年に1件と限らず、今後は2、3件となる場合もある。
氏田専務理事は、表彰が1件に限らないということで、「土木部門は、建築部門どうだとかっていうようにされるのも」と部門ごとの表彰、波潟代表理事は現場代理人など「会社を表彰するんじゃなくて、個人を表彰するというのもひとつの方法」と提案していた。