三条市は4日、11日召集の三条市議会6月定例会の議案概要説明会を開き、東日本大震災で発生した災害廃棄物の試験焼却や最終処分場の放射線対策工事の予算を含む一般会計補正予算など18件を説明した。
提出議案は、任期満了による教育委員会委員の任命など人事案件3件、条例の一部改正8件、広域連合規約変更1件、市道路線の認定及び変更1件、工事請負契約1件、土地の処分1件、平成24年度一般会計及び特別会計の補正予算3件の計18件。
一般会計補正予算では、震災の災害廃棄物の受入れ関係で、試験焼却や市民の安全・安心を確保するための最終処分場の放射線対策工事などとして計3,064万1,000円を計上。内訳は、放射線等検査委託料や測定器など庁用器具費などの清掃センター費625万5,000円、放射線セシウムの吸着ネット設置の工事など最終処分場費2,141万2,000円、廃棄物運搬委託料や放射線等検査委託料などのごみ対策事業費297万4,000円。
このほか、4月3、4日の暴風で被災した小中学校や水防倉庫の災害復旧事業費(14事業2,020万円)。小中学校の耐震診断および耐震補強工事の実施設計を行うとして小学校と中学校の施設整備費計5,200万円。実施校は、三条小、須頃小、第二中、本成寺中、大崎中の5校。
条例の一部改正では、小中一貫教育推進にあたって、一ノ木戸小学校を第二中学校隣接地に移転改築することから、9月1日施行で同小学校の位置について必要な改正を行うと説明した。