燕市東太田、協栄信用組合本店営業部(小沢守部長)は、5月から店内のロビーのミニギャラリーに地元の写真愛好家、服部健さん(62)=燕市花見=が撮影した作品12点を展示している。
服部さんは市内の写真仲間と5人でつくるグループ「PHOTO風音(フォトかのん)」のメンバーであり、燕市美術協会の副会長で写真部部長。昨年の燕市分水地区観光協会主催「おいらん道中写真コンテスト」で最優秀賞を受けている。
展示しているのは、今の季節に地元で撮った写真が中心。分水おいらん道中で撮ったおいらんはもちろん、燕戸隠神社の春祭りの踊り子、三条凧合戦の六角凧、柏崎市に伝わる綾子舞、関川村の大したもん蛇まつりなど、新潟の人には懐かしい風景が並んでいる。
本店営業部では昨年の東日本大震災後、節電で不要な照明を消したため、ロビーの奥に暗くなるスペースができた。そのままでは寂しい印象になることもあり、暗い空間を隠すのとあわせて地域の人の創作活動の発表の場に、さらに来店客から楽しんでもらおうと1年ほど前にパネルを立ててミニギャラリーを開設した。
地元の写真愛好家のほか、レカンフラワーの手芸作品を展示したこともある。服部さんの作品は6月いっぱいは展示する計画だが、まだ次回の展示は決まっておらず、作品を展示してみたい人に気軽な問い合わせを呼びかけている。