洋画家の武士俣彰さん(75)=三条市西四日町2=が代表を務める洋画グループ「茜会」は4日から20日まで三条市大野畑、済生会三条病院の2階ロビーで習作展を開き、武士俣さんの教え子が描いた作品を展示している。
武士俣さんは三条市の中央公民館と嵐南公民館、それに市内の個人宅で洋画教室を開いており、そこに通う生徒が茜会の会員。会員ひとりが1点か2点の合わせて27点を展示している。
一部が油彩画のほかは水彩画。人形や花瓶と果物などモチーフにした静物画、田植え後の水田や山あいの新緑を描いた風景画、わらぶき屋根やはさ木のある風景、渓谷を描いた作品もある。緑色が多く使われて春から夏へ移りゆく季節を感じさせる作品が目を楽しませてくれる。
茜会は50年以上の伝統があるグループ。最近は春に三条市立図書館で小品展、5月と10月に済生会三条病院での作品展を恒例にし、三条市文化団体協議会の文化祭行事にも参加している。