旧家の燕市吉田下町、香林堂で6日、地元下町町内会(今井寿正会長)による高齢者を対象にしたマジックや紙芝居の集い「笑いは万病に効く!〜心を癒し、ほっとしませんか〜」が開かれた。
香林堂の一般公開を行われていないが、町内の行事ということで特別に会場を貸してもらい、昨年も同じころに開かれた。今回はそれに続いて2回目で、地元のお年寄り約20人が集まった。
新潟市のシル婆さんがおもしろマジック、同じく極楽家とんぼさんが大道芸、地元燕吉田のBAKKA舎の浜田敏子さんが紙芝居、最後におこしやす.こさんが笑いと健康のふれあいなどを行った。
マジックに「おーっ!」と声を上げて目を丸くして驚いたり、ユーモアたっぷりの大道芸に笑ったり。大型紙芝居で「おむすぶころりん」を楽しみ、最後は笑い療法士のおこしさんと替え歌を歌ったり、声を合わせて「笑いは万病に効く薬」、「笑いは副作用のない処方せん」と唱和したり。これからは「老化」では、老いて華やぐ「老華」の時代と、ますますの健康を願った。
会場の広間は、江戸時代末期の建築。今井家は質素を旨として柱も継柱を使っているが、土間もある昔ながらの建築は歴史と伝統の重みを肌で感じることができる。おまけに甲冑も飾ってあり、集まったお年寄りは時代をさかのぼった日常にない空間で1時間、たっぷり楽しんでいた。