三条市の第一中学校区の小中一体校問題について事務監査請求を行うための署名活動を行った市民グループの役員らが7日、有権者の50分の1以上とされる必要数の約3.5倍の5,946人分の署名を集め、事務手続きの1つとして署名の数を決定する選挙管理員会に提出した。
署名活動を行ったのは、第一中学校区小中一体校の建設に反対する市民グループ「私たちの三条市をつくる市民の会」(村上幸一会長)と「小中一体校の問題を考える会」(外山晴一会長)。署名活動は5月2日から6月1日まで、一体校建設の問題を訴えながら行い、合計5,946人分の署名が集まった。3月2日現在の有権者の50分の1は1,707人だった。
午後4時に両会の役員であり、事務監査請求のための請求代表者10人のうちの5人が三条市役所を訪れ、両会の副会長を務める桜井昭さん(78)が選挙管理委員会事務局長に、1冊20人分までの蘭がある署名簿385冊を手渡した。
提出された署名は、提出から20日以内に審査される。選挙人名簿に登録されているか確認、名前や印鑑などに不備がないかなどの審査が行われ、縦覧、選挙管理委員会で数の決定がされ、数の証明をつけて請求代表者に返却される。その後、必要数を満たした署名をもって事務監査請求を行うことになる。
提出後、桜井さんがインタビューに答え、思った以上の署名に協力してもらい、皆さん強い関心を抱いていると感じた。また、署名は市内から広く集まっているとして、三条市の教育行政や学校全体に関心が集まっていると話していた。