三条マルシェですっかり恒例になったオリジナル缶バッジ。9日開かれる三条マルシェでは、その第11弾が登場。デザインには三条市環境マスコットキャラクター「エコちゃんサンちゃん」が大抜てきされた。
直径38ミリの缶バッジ。緑の背景に上下に2つの顔が並ぶ「エコちゃんサンちゃん」のイラストと「アイ♥さんじょう」の文字などをデザインした。三条マルシェでは地元高校生がボランティアスタッフを務める「マルシェ部」の本部で、1個200円で限定100個を販売。もちろん会場にも「エコちゃんサンちゃん」がやってくる。
三条マルシェでは、売り上げを運営資金に充てようと毎回、オリジナル缶バッジを作製し、販売。三条市が大きな被害に見舞われた昨夏の新潟・福島豪雨以降は、売り上げの5%を水害義援金に充てている。
これまでは缶バッジは、三条マルシェのロゴや六角凧、カレーラーメン、「I♥三条」や「I♥南相馬」の字句などをデザインした。「エコちゃんサンちゃん」の登場を不思議に思う人もあるだろう。三条マルシェを担当するのは地域経営課だが、「エコちゃんサンちゃん」の担当は環境課だ。
今回の缶バッジの企画を担当したのは、地域経営課中心市街地活性化推進室の主事、田辺幸代さん(29)。今春の移動で環境課から異動し、環境課では「エコちゃんサンちゃん」を担当。「ぜひ、この缶バッジを買ってもらって環境啓発に一役買えたら。エコちゃんサンちゃんが見てるから、ごみを捨てられないな、みたいな…」。
さらに追及すると「せっかくだから」と、市役所らしからぬ柔軟さ。会場で行う来場者アンケートでも「せっかくだから」と環境問題に関する質問も行い、アンケートに答えてくれた人には「エコちゃんサンちゃん」の公式グッズのシールかメモ帳をプレゼントする。次回は節電も積極的にPRしていくとのこと。とりあえずは「エコちゃんサンちゃんに会いに来てください!」と会場で来場者を待つ。