世界のアウトドアブランド、スノーピーク(山井太社長・本社三条市中野原)の全店でで9、10の2日間、初めて春の雪峰祭が開かれている。初日9日の三条市にある本社には、雨にもかかわらず地元の人や県外からのスノーピークファンが訪れてにぎわった。
毎年、秋に開いてきたが、それに加えて今回初めて春も開催。本社ではアウトレットや限定アイテムの販売、新潟にこだわった食べ物の提供、体験イベントやワークショップなど家族連れで楽しめるさまざまな催しが行われている。
本社に併設のキャンプフィールドでは雨でキャンセルもあったが70組が宿泊。内容もこれまで以上にボリュームアップした。外部の出店は今回が初めてで、ガラス細工販売、キャンドルづくりワークショップ、ハーブの鉢植えワークショップ、鎚起銅器カフェなどが行われた。
意外性があったのは、三条鍛冶道場による和釘づくり体験。火床(ほど)を持ち込み、その場で材料を赤く熱し、金づちで和釘を作ってもらう。おとな500円、子ども250円で体験できる。
硬いはずの金属が熱すると金づちでたたくだけで、みるみる形を変えていく。頭でわかっていても自分の手でそれを体験するのはまったく別物だ。群馬県から訪れた30代の男性は、和釘づくりも体験しようと訪れ、「こんな体験をできる場所が近くにないので、おもしろいですね〜」と目を輝かせていた。
9日は夜もキャンプ場宿泊者向けの特別イベント「雪峰祭焚火Night〜焚火×日本酒×音楽〜」が行われ、10日は午前9時から午後3時まで開かれる。