燕市子ども体験活動支援センター「風の子クラブ」は9、10日と燕市大曲地内の県央大橋下の中ノ口川河川敷で1泊2日のキャンプを行っている。
「風の子くらぶ」は、半年のサイクルで3年生以上の小学生から参加登録してもらい、燕市総合文化センターを拠点に毎月さまざまな体験活動を行っている。6月は夏の始まりで今回はキャンプ。25人が参加し、日帰りの子どももいて20人が宿泊した。
初日9日はあいにくの雨降りだったが、会場は県央大橋の下なので県央大橋が屋根代わりの全天候型のキャンプ場。子どもたちは5つの班に分かれて班ごとにテントを張った。夜のメーンイベントは花火で、たっぷり用意した花火セットに子どもたちは「もう、何回もできるね!」と夢中で遊んでいた。
このキャンプの特徴は、子どもたちが自分で食事を調理すること。さまざまな食材を用意するが、献立も自分たちで考える。パンも用意するので最悪、パンを食べれば空腹に耐えられないということはない。
おいしい食事を味わえるかどうかは、自分たちしだいだが、飯ごうでご飯をたき、ハンバーグ、野菜いため、チャーハン、トマトスープなどを調理した。ハンバーグは肉とタマネギをみじん切りにして丸めて焼いただけだったが、味にはそれなりに満足していた。
食事が終われば自分たちで片付け。翌10日も朝食、昼食を同様に子どもたちが調理するので、それだけで1日の多くの時間を使ってしまう。時間があれば中ノ口川で水中調査などを行う考えだが、調理を通して毎日、食事をつくってくれる親の大変さを実感するはずだ。