燕市議会の6月定例会が12日開会し、議案上程、委員会付託に続いて、16人の市議が市政について質問する一般質問が始まった。
午前9時半に開会し、会期を22日までの11日間と決め、上程した議案を委員会に付託。続いて一般質問に移り、この日を含めて3日間で16人の市議が質問する予定で、初日は小林由明、本多了一、中島清一、斉藤廣吉、樋浦恵美の5人の市議が質問に立った。
中島市議は、鈴木力市長の政治姿勢について質問し、東日本大震災で発生したがれきの広域処理について、となりの新潟市や三条市など県内5市が受け入れを表明し、準備を進めていること、また、5市と泉田裕彦県知事の見解に違いがあることなどを話し、「市長はがれき受け入れに対してどのように考えておられるのか」と尋ねた。
鈴木市長は、昨年の12月議会でも答弁したと前置きして「被災地の復興を考えますと、安全ながれきであればという前提だが、受け入れることも必要だろうと思っています」。しかし、燕・弥彦総合事務組合のごみの焼却場が長寿命化の工事に入り、終了まで2年かかる。不燃物処理場も同事業に着手して1年かかり、「施設工事の関係から、現在機能的に受け入れられる状態ではないということ」と物理的に不可能とした。
また、見解の違いについては、「安全性に対する見解が分かれている現状では非常に困ると思っている。早く統一されて、市民の方々が安心できるような環境をつくっていただきたい。それはやはり国の責任と思っている」と話した。翌13日からの一般質問の質問者と日程の予定は次の通り。敬称略。